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子どもは「文系?理系?」~日本の独特な子どもの分け方~前編

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〇〇が得意だから…

日本では、多くの人は子どもの勉強の傾向を

「国語が得意だから文系 」

「計算が得意だから理系」

のような捉え方をしがちですが、

こうした捉え方はほとんど意味がありません❗️

確かに保護者自身も、受験の際に理系だなー文系だなーと進路選択した経験があるし

「うちの子、算数はできるけど国語は全くダメだし理系なのかも」

というふうに考えたくなる気持ちはわかります。

しかし「理系・文系」といった区別は、ほとんど意味がありません❗

それどころか、子どもの素質を見誤るベリングをしてしまう可能性が高まります

その事がとてもわかりやすく書かれている記事の一部を紹介します。

アメリカ留学のための情報サイト「アメリカ大学ランキング」より https://www.ryugaku.ne.jp/knowledge/uscollege_system

アメリカの大学でリーダーが育つ!?

1.理系・文系に分かれていないアメリカの大学の大きな目的は…

 「リーダーの養成」です。

 リーダーとしての資質は、人間としてバランスがとれ、幅広い知識をもっていることです。

 すなわち、文学を愛し、絵を描き、歌を歌い、スポーツ好きで好奇心が強く、政治や経済についても自分の意見をもち、弁論さわやかな人です。

 このような人材を育てようというアメリカの大学では、理系・文系・芸術・体育系に分けるという発想がありません。

 専攻については入学してから決めてよいことになっていて、また異なる二つの分野を両方専攻できる仕組みになっているため、たとえば物理とアートを専攻することも可能なのです。

*********

「リーダーを育てる」とか「豊かに生きる力を育む」という学びの本質的な目標をしっかり持っていると

そもそも「文系・理系」と分ける発想がなくなり、「自分の欲しているものを学ぶ」というスタイルになるのです。

もし、ここで「理系に進んだから、文系の知識は必要ない」という取捨選択の仕方をしていると、捨てた選択肢の中に、その子を伸ばす知識があったとしても気づく事すらできません…💦

それに、国語も算数も書いてある事を読み解き、理解し、解答を導き出すというステップは同じです❗️

あるのは日本語か数式かの違いだけ。両者に必要な「考える力」は共通しています✨

そしてその「考える力」は、夢中で遊ぶからこそ育つんです🚀✨

「じゃあ文系理系の違いって何なの?」

強いて「文系理系」の違いを上げるとするなら…

📕人々が紡ぎ出したものを読み解くのが好きなのが文系に進む子✨

🔭神様が創った宇宙の法則を知りたくてたまらないのが理系に進む子✨

みたいなイメージです。

「計算は素早くできるから理系」とか

「漢字なら覚えられるから文系」というのは

かなり早計です❗️

大切なことは、『何に夢中になれるか』です。

僕の教え子で、イラストを描くことが好きな中学生の子がいました。

暇さえあれば、授業中だろうが何だろうが、キャラクターやモンスターのイラストを描いて過ごしていたような子です。

ただ、この子は字の読み書きもほとんどできないし、小1の算数も全く解けないような学力でした。

これまで何人もの先生が、あの手この手で勉強させようとしましたが、全く取り組めなかった子です。

「好きなことばっかりして!怠けてる!!」と怒られたり

「障害があるからできなくても仕方ないよね」と放置されたり

そんな環境で過ごしてきた子でした。

その子に僕は一つだけ、『ある質問』をしました。

後半に続きます

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