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小学校英語も中学校英語もどんどん難化していく昨今、英語嫌いになる子を少しでも減らすためになんとかせねばという思いが強くあります。
英語学習を始める第一歩で触れることになる「アルファベット」は、子どもたちにとって「英語といえばコレ」とイメージが入ってしまうほど重要な内容です。
子どもたちは日常生活の経験などから「A」が「エイ」であることや、「P」が「ピー」という名前である事を知っています。
アルファベットソングに親しんでいる子もいるでしょう。しかしこれが英語学習の最初のつまずきの原因になってしまうこともあるのです。
例えば「蟻:ant」は、カタカナで書くと「ア-ント」のように読みますよね。
そうなのです。「エィンティ」ではないのです。
単語に「a」が含まれる場合、短母音の「ァ」と読むものはとてもたくさんあります。
このように、アルファベットの“名前”と“音”は、単語の中で必ずしも一致するわけではないのです。このことについてはチャンヌ先生が「フォニクスについて」というテーマで何度も記事にしたり、スペース配信をしたりしてくださっていますよね。
本教材はただアルファベットの大文字と小文字を覚えるだけではなく、このフォニクスを自然と意識できるように工夫しました!!

カード下部に収録された単語は、子どもの身近なもので使用頻度が高く、なおかつ単語の綴りと発音時の音が感覚的に一致しやすいものを厳選しました。
そして「ant」のように短母音で読むものと「apron」のように長母音で読むものを色分けすることで、自然とフォニクスのルールに親しめるように考えました。
もちろん色覚多様性や読みの困難さがあるお子さんの事も考え、隅々まで徹底検証して目に負担のないデザインを追求しました。
アルファベットと単語を併記するような情報量の多い教材は、ゴチャゴチャして見えづらくなってしまうのですが、まずはアルファベットが目に飛び込んでくるようなスッキリとした視線の導線になるよう工夫しています。
様々な英語学習・英語遊びに活用できる教材なので、1家に1セットのつもりでぜひご活用ください!!!
関連ページ:フォニックスってどんなものですか?
英語を学び始める子にオススメ
本教材は下記に1つでも当てはまるお子さんに特にオススメです▼
✅ 遊びながら英語に親しみたい

\ 英語学習の土台になる /
アルファベットがわかる遊び方
本教材を使った遊び方の一例です。シンプルな教材なのでアイデア次第で様々な遊びに活用できます。
【大文字小文字マッチング】
<ねらい>…アルファベットの大文字と小文字が一致するようになる。
<遊び方>
1.大文字のアルファベットカードをシャッフルして山札にし、裏向きでテーブルに置く。小文字のアルファベットは文字が見えるよう表向きで1枚ずつテーブルに置く。
2.大文字カードの山札から1枚引いて公開する。出た文字に対応する小文字を、テーブルの上から選んでペアにする。これを繰り返す。
<ポイント>
・子どものレベルによって、導入するカードの難易度や数を調整する。
Lv1:C・c / O・o / P・p / S・s / V・v / / X・x / Z・z
Lv2:F・f / K・k / M・m / U・u / Y・y
Lv3:H・h / I・i / K・k / L・l / N・n / T・t
Lv4:A・a / B・b / D・d / E・e / G・g / Q・q / R・r
・はじめはLv.1のカードの中から2~3ペアを選んでスタートすると良い。徐々に枚数を増やして、Lv.1のカード全てをクリアしたらLv.2へ進む。そしてLv.1とLv.2を混ぜる。それもできたらLv.3へと進んでいくと良い。
🌟難易度(レベル)は大文字の形と小文字の形が似ているか、形の違いが大きいかで設定しています。
【アルファベット神経衰弱】
アルファベットカードを裏向きに並べて神経衰弱を行います。
上記の難易度表をもとに、レベル=ポイントとして獲得します。枚数だけじゃなく、ポイント制にすることでゲームに変化が生まれたり、神経衰弱が苦手な子も逆転のチャンスがあって盛り上がります。
\ 漢字学習の土台になる /
カタカナを読む力を育てる教材DL
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なかッち|中道 貴洋
デキルバ主宰。夢中力クリエイター
塾講師、小学校教員、児童指導員を経て現在に至る。著書『苦手さのある子も夢中になる算数遊び&教材アイデア』『苦手さのある子も夢中になる国語遊び&教材アイデア』、寄稿『授業力&学級経営力2024年3月号』『特別支援教育の実践情報2025年5月号』、他講演多数。