「dLとか何に使うの?」というふうに、小2で習う『水のかさ』について忘れてる方、大人でも多いですよねー💧
だけどここは子どもが連続量や単位変換を学ぶ大事な単元!!!
そこでカルタのように遊びながら『水のかさ』に親しめる教材を作りました!見落としがちな内容なので忘れずチェックしておいてくださいね🪣💦
\タップで開く/
小2で習う『水のかさ』は、子どもたちが連続量や単位変換について学ぶ大事な単元です。
算数科指導法の中で、「ものの数量」は「分離量」と「連続量」とに分けて考えることができます。
分離量は、「りんごが1個」、「鳥が3羽」のように、指差しながら「1,2,3」と数えられるような量のことです。◯個・◯匹・◯人・◯本といった助数詞(≠単位です)を使って数えることが一般的ですね。
子どもはまず生活の中で分離量に触れながら、「バナナ4本なんて食べられないぐらい多いなー」とか「折り紙2枚なんてすぐ使い終わっちゃう」というような数量感覚を育てていきます。
一方、本単元の『水のかさ』や『長さ』『重さ』のように指差して「1個,2個」と数えることが難しい* ものの数量を連続量といいます。
※正確には「コップ◯杯」という風に任意の方法で数える事はできるが、コップの大きさはコップによってバラバラなので共通尺度としては成立しないという意味です。
連続量は数えることが難しいので、学習前の子どもは「たくさんのお水」というように主観的な感覚で数量を捉えています。
しかし、コップに入った水が「たくさん」なのか「ちょっと」なのかは人や状況によって変わりますよね。「コップ半分の水」という例え話を聞いたことのある方もいらっしゃるでしょう。
そのため我々は連続量に「単位」をつけて客観的な値として捉えるようになりました。「1辺が10㎝の立方体の体積を1Lにしようね」と約束事として決めたわけです。(Lはメートル法で決められた古い単位で、現在は非SI単位となっています。)
しかしこうした単位は子どもたちにとって耳馴染みのないものだし、特段必要になることも少ないので中々習得できません。
「1L=10dLって覚えなさい」と言葉だけ覚えさせようとしても定着しづらいどころか、それが一体どれぐらいの量なのかという実感が抜けているので「コップ1杯は500L」なんて勘違いにも繋がります。
大人がこれまでの生活経験のおかげで「500Lなんてとんでもない量だ」とすぐにわかるのですが、子どもたちはまだその経験が不足しているため「そんなこと言われてもわからないし…」と負の感情だけが残りがちです。
そこで、遊びながら身近にある「液体のかさ」と「数量」及び「単位」を自然と一致させられるように本教材を開発しました!
教材を印刷して作り方通りに糊付けとカットをすると、表の写真と裏の数量が一致するカードが出来上がります。
また使用した写真はどれも子どもが実際に手に取れることを念頭におき、ご家庭にあるような物やコンビニ・スーパーで手に入る物に厳選しました!
カードだけでなく、実際に軽量カップなどをヒントとして活用しながらカルタやクイズ遊びをすることでより一層理解が深まりますよ!
夏にピッタリの遊びですので、ぜひ楽しく『水のかさ』をマスターしてみてください🌟
単位の暗記が苦手な子にオススメ
本教材は下記に1つでも当てはまるお子さんに特にオススメです▼
✅ 遊びながら数量感覚を豊かにしたい
\ 水のかさをマスターしよう! /
数量感覚が自然と豊かになる遊び方



\ 数量感覚と単位変換に親しむ遊び /
水のかさカルタをDL
🔑 水のかさカルタ
\ こちらの記事もチェック /
数量感覚を育てる遊び&教材

なかッち|中道 貴洋
デキルバ主宰。夢中力クリエイター
塾講師、小学校教員、児童指導員を経て現在に至る。著書『苦手さのある子も夢中になる算数遊び&教材アイデア』『苦手さのある子も夢中になる国語遊び&教材アイデア』、寄稿『授業力&学級経営力2024年3月号』『特別支援教育の実践情報2025年5月号』、他講演多数。