「英語をやらせたいけど、すぐに嫌がる」
「読ませようとすると、しんどそうになる」
そんなお悩みを持つご家庭はとても多いです。
特に、発達に凸凹のある子どもたちは
- ワーキングメモリの負担
- 見通しの立たなさ
- 興味の偏り
といった理由から、一般的な教材ではつまずきやすい傾向があります。
今回は、デキルバのメンバー・よっちゃんさんがご家庭で試されていたアイデアを解説しご紹介します。

チャンヌ|井手愛子
デキルバ英語講師
子ども英会話講師歴20年以上、浪速の英語オカンとしてデキルバで親しまれている。デキルバでは個別サポートとLIVE授業、教材作成、学習相談を担当。著書「苦手さのある子も夢中になる英語遊び&教材アイデア」。
英字新聞風キッズニュース
お子さんの興味関心に合わせた英文と写真やイラストを載せた英字新聞風の教材です。
テーブルの上に置かれているだけで「おっ!?これ何!?」と興味を示すこと間違いなし。
最初からスラスラ読める必要は全くなく、「英語で何て書いてあるんだろう?」「この単語読めた!」「難しいけどちょっと読んでみようかな」という、英語への能動的なアクションを引き出すのがこの教材の目的です。

英字新聞風キッズニュースの作り方
①AIにプロンプト(AIに入力する指示)を入力する
【プロンプト①】👇
子どもの英語教材を作ります。
英字新聞スタイルで、子どもの興味、レベルに合わせた文章を作ってください。
・〇〇の紹介/〇〇について
・学校教科書〇年生レベル
・5文程度
・アメリカ英語使用 ※学校教科書はアメリカ英語を用いるため、アメリカ英語で統一します。
この時、「学校教科書〇年生レベル」というのは実際のお子さんの学年に合わせる必要はありません。
むしろ、英語に苦手感・抵抗感のあるお子さんであれば実際の学年より2~3年低く設定してください。
何事もスモールステップ。「できた!」「そうなんだ!」を積み重ねるのが、この教材の目的です。
②AIが作成した文章を元に、英字新聞風の画像にする
【プロンプト②】👇
作ってくれた文章を、英字新聞風の画像にしてください。
発案者のよっちゃんさんは、Canvaで画像と文章を組み合わせて英字新聞風に作ったそう!
実際に使いたい画像を使えるので、こちらもオススメな方法です。
実際に作ってみよう!
今回は
・野球が好き
・英語に苦手感がある小学校5年生
そんなお子さんをモデルに教材を作ってみます。
【プロンプト①】
子どもの英語教材を作ります。
英字新聞スタイルで、子どもの興味、レベルに合わせた文章を作ってください。
・大谷翔平選手の紹介
・学校教科書小学2年生レベル
・5文程度
・アメリカ英語使用
【プロンプト②】
作ってくれた文章を、英字新聞風の画像にしてください。
そうしてできた画像が上記のものです!
あとは印刷して、部屋の壁やドアに貼ってみてください。よっちゃんさんはトイレのドアに貼っているそうですよ!
発達凸凹のある子ども向けに大事な3つの工夫
① 情報量を「徹底的に減らす」
5文程度にするのは、「簡単にするため」ではなく
脳の処理量をコントロールするためです。
・1文が短い
・同じ形(He is / He can)が続く
これにより、理解の負担がぐっと下がります。
② パターン化で安心感をつくる
発達特性のある子は、「予測できる形」があると取り組みやすくなります。
例:
- He is ~
- He can ~
このように同じ文の型を繰り返すことで、
「読めるかも」という安心感につながります。
これは、「学校教科書〇年生」というプロンプト部分を低学年にすることによって可能になります。
③ 興味ベースで“スイッチ”を入れる
どれだけ簡単でも、興味がなければ取り組めません。
逆に言うと、
好きなものなら多少難しくても読もうとするのがこの子たちの強み。
スポーツ、ゲーム、YouTuberなど、
その子の「ハマり」に合わせるのがポイントです。
さらに効果を高める使い方(デキルバ流)
✔ 音読は「完璧」を目指さない
スラスラ読めることを目的にはしません。「読もうとしている」という姿勢を評価することが大切です。
例えば、”He is from Japan.”と言う文章を”H…H….e…わかんないよ~!”となっても、「でもHが読めてるのすごいじゃない!今日はそれができたら花丸だよ!!!」と声をかけて褒めてあげてください。
「難しいことにチャレンジしようとしている」ということをお子さんにも伝えてあげると「間違っても、わからなくても大丈夫」という安心感につながることがあります。
✔ 意味確認は日本語でOK
最初は「〇〇について書いてあるね」という大きな解釈でOKです。
慣れてきたら、「Heっていう単語が繰り返し使われているね」というような気付きから、「じゃあHeって何なの?」という疑問につなげ「Heは男の人をあらわす言葉なんだよ」と、お子さんが気になった単語から日本語の意味を教えてあげるとよいでしょう。
✔ 1日1分で終わる設計にする
長い時間かけてやるよりも「毎日できた」を優先させましょう。
同じ教材を数日間連続で使ってももちろんOK。1日1文、1日1語でもできたら大成功です。
「昨日より読めた!」「昨日やったところを覚えていた!」など、小さな成功体験を積み重ねることが大切です。
ついつい読んでみたくなる教材を作ってみて!
発達特性のある子に必要なのは、
「がんばらせる工夫」ではなく
👉 がんばらなくてもできる設計
英字新聞風ミニ教材は、
- 短い
- 繰り返しがある
- 好きなテーマで作れる
という点で、とても相性の良い方法です。
「できた!」を積み重ねることで、
英語へのハードルは確実に下がっていきます。
「うちの子にはどんなレベルの教材を作ればいい?」と迷われた方はZoom相談で一度チャンヌに相談してみてくださいね。お子さんの興味、関心と合わせてピッタリの英字新聞風教材づくりをレクチャーいたします!


