こんにちは!デキルバ・英語担当のチャンヌです。
最近保護者さんと面談をしていく中で、一番多いのがこの質問です。

フォニックスをやれば、うちの子も読んだり書いたりできるようになりますか?
それだけ、外国語である英語の読み書きに課題を感じているお子さんが多いということだなと思います。そもそも日常会話で使うことのない、日本語にないルールで作られた単語を簡単に読んだり書いたりできるようになるほうが難しいものだ、と個人的にはそう思っています。

そうよな…チャンヌもロシア語読み書きするって考えるとめっちゃハードル高いもんな…
今日は、そんなふうに保護者さんも気になっている英語学習のメソッド・フォニックスについてのお話です。
この記事はこんな人にオススメ!
✅英語の読み書きにつまづいている
✅発音がわからない
✅単語を覚えるのが難しい
この記事を読むとこんなことがわかります
✅フォニックスがどういうものなのか仕組みがわかる
✅フォニックスを学ぶとできるようになることがわかる
✅フォニックスをどう始めれば良いのかわかる
フォニックスとは?
フォニックスとは、英語圏の小学校で広く使われている英語の学習法の一つで、「英語の文字(アルファベット)と音のルール」です。
母音5、子音21計26のアルファベットのそれぞれに音があり、その組み合わせで単語を読んでいくというルールです。組み合わせによっては新しい音を生み出したりもします。
例えばcatという単語は
c,a,tの3文字からなっており、c,a,tそれぞれに音があります。その3音を組み合わせることでcatと読むことができます。この、それぞれの音のルールを学ぶのがフォニックスです。


音と音の足し算ってイメージです!
フォニックスを学ぶとできるようになること
🌟暗記に頼らなくても単語が覚えやすくなる
ひたすら文字の順番を覚えるだけの暗記方法は、とても難しいです。ワーキングメモリーが低かったり、反復練習が苦手なお子さんには特に苦痛です。フォニックスを覚えることで、音と文字が結びつくと綴りを覚えやすくなります。
🌟知らない単語も読めるようになる
知らない単語や意味が分からない単語でも読むことができるようになります。発音記号を覚える必要はありません。
🌟音を聞いてその単語を書くことができるようになる
聞いたことのない単語も、音を聞くだけで綴りがわかるようになります。中には同じ音を持つ文字もあるのですべての単語を完璧に書けるようになるわけではないのですが、それでも当たりはつけやすくなります。
🌟美しい発音が身に着く
日本語にない音もたくさんある英語なので、当然発音を身に着けるのも難しいです。フォニックスで1文字1文字の音を学ぶことで、唇・舌の使い方や息・声の出し方も身につき、日本語にない音も出せるようになります。
フォニックス導入の流れを知ろう!
暗記に頼らず読み書きができるようになって発音まできれいになる!と聞けばぜひ取り入れてみたいと思われるのではないでしょうか。
しかし、重要なのはフォニックスをどう導入し、どのように進めていくかです。
フォニックスは大きく5つのグループに分かれており、導入する順番に注意する必要があります。
こちらがフォニックスの表。

これだけのフォニックスルールがあります。数が多くて、「こんなに覚えなくてはいけないの!?」としり込みしてしまいそうになりますよね・・・。なので、これをすべてマスターするのにはとても時間がかかるのが実際のところです。
そんなフォニックスなので、やはり大切なのはスモールステップ。
第1グループから第5グループに向かって(この表では左から右に向かって)導入を進めていきます。
というわけで、フォニックスで最初に導入するのは第1グループですが、デキルバはその中でもa,e,io,uの5つの母音の音を覚えることからスタートします。
5つも種類があると、これもまた多い。そこで、もちろんここでもスモールステップです。
1.aとoの2文字
2.eとiの2文字
3.a・o・uの3文字
この順番で、2・3個ずつの母音の音の違いから導入します。最終的に5つの母音がわかるようになったら子音に進み、そのあと第2グループ、第3グループと進みます。
第5グループまであって情報量の多さに驚かれたかもしれませんが、必ず第5グループまでを完璧に覚えなくてはいけないこともありません。少なくとも第1グループが覚えられたら、かなりの英単語は書いたり読んだりがしやすくなります。

まずは第1グループをスモールステップで取り入れてみましょう!
今回はフォニックスの仕組みをお伝えする上で第5グループまであるとご説明しましたが、あまり難しく考える必要はありません。そこはやっぱりデキルバですから、ゲームやクイズで楽しみながらフォニックスを導入していきましょう!

それでは実際におうちでできる取り組みをみてみましょう!
おうちでできる取り組みは?
今回、おうちで取り組めるフォニックス教材第1弾として「音あてクイズ a or o?」を用意しました。2つの母音の違いを、音や口の開け方の違いで覚えていきます。
前述の、フォニックス導入のファーストステップとしてご紹介した母音の中でもaとoの2つの音が学べるクイズです。動画を見ながら、クイズ感覚で楽しんでくださいね。
また、チャンツというラップのように唱える方法でアルファベットの音を覚えるのも良い方法です。これは母音から先に…というわけではなく、AからZまでの順番でのラップ調になっています。音楽代わりに流してみたり、カードを見ながら一緒に唱えてみたりと、楽しい雰囲気の中でフォニックスが学べます。
今後フォニックスのチャンツ動画やフォニックスカードも教材にする予定なので、お楽しみに!
コメント