皮膚むしりをやめさせるのはかなり難しいです…。
というのも、有効な治療法のデータもほとんどなく、改善事例なども、本人と周囲との関わりによって情緒が安定した(心理的治療)、絆創膏の保護やハンドクリームなどの使用で軽減した(身体的治療)などが挙げられるのですが、どれも確実に効果を再現できるとは言いづらい方法です。
本当に治療が必要な場合は、診療内科などで薬物治療をすることもありますが、そこまで重度ではなさそうですし…。
また、皮膚むしりをする子は大抵の場合、隠すのでこれも難しいです。
改善事例に共通している要素をまとめると下記のようになります。
①親が責めずに皮膚を剥きたくなる気持ちを共感する味方になること
②その上で大切な体を守りたいから絆創膏やハンドクリームなどを使用して一緒にキレイにするという行為を根気強く続けること
③他のリラックスして夢中になれるような代替行為を取り入れること
になるかと思います。心配からついつい小言を言いたくなってしまうかもしれませんが、その場合は隠れて余計にしてしまうので、かる〜〜〜〜い感じで流しながら「じゃあ雑菌が入らないようにクリーム塗っとこうか。クリームが乾くまで動画でも見といて〜」と、寄り添うような対応が鍵になりそうです。