直感的な推量と総当たり法は悪くない方法なのですが、そこから少し応用できるようにサポートしてあげたいですね。
具体的には、問題の値を少し複雑にして直感や総当たりでは難しい状態にして出題した後、さっきの簡単な数値の時の直感で出した答えは、どんなプロセスなら導けるか?を考えます。
数学ではよく例題からの一般化で公式を導き出す時にこんなステップを踏みますね。
次に、①はめちゃくちゃ重要です。ただしこれは小学校でよく言われる「式の意味」とは異なります。答えの予想を立てて、見通しを持ちながら、各種の値が何を表しているのか把握して計算していくことで「あり得へんやろ」っていう解答を防げます。
「25㎡と18㎡の花壇をくっつけたら何㎡?」って問題で、意味もわからず「面積はかけ算」って思っていたら「25×18」なんて求め方をしちゃいます。これに「あり得ない」って気づける力が①で育ちます。
②こうした力を育てるには「式に依存した考え方」から離れて、図や道具、イメージ、表、グラフなど色々な表し方で問題を解く習慣をつけておく事が一番です。最近の小学校の採点とか見てると、ぶっちゃけ「式」とか無い方が良いんじゃないかと思うぐらいです。
◯を書いて図で表す。
グラフや表で変化の仕方を調べる。
絵に描いて場面を把握する。
面積なら1マスずつに区切る。
などなど、色んな見方ができるように導いてあげる事が一番効果的です!