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ご返信丁寧にありがとうございます!
現状ご本人が大きく困っていないとのことで一安心です☺️
→「好きな先生は誰?と聞くと、上記の先生方のみであり、話を聞いている限りは、その他の先生との違いとして、話を個別にゆっくり聞いてくれるか否かのように見受けられました。」
との事でしたので、
「ちゃんと聞いてくれると嬉しい」という感覚はありそうですね。
ここも大きな資源になります!
「聞く態度力がアップすると、今仲が良い先生ともっと仲良くなれるし、仲良く話せる人も増えるからめっちゃお得だよ!」
の方向からお話ししてみても良いかもですね🧐
→ 困っていない要因は「本人がコントロールできていないことを自覚していないか、あっても何らかの理由で困っていることを認めたくないあるいは話したくない」部分にあるのかもしれない
これもどちらもありそうですね…!
その他ありそうだなぁと思ったのは「そもそも”ちゃんと聞く”という感覚が分かっていない(“聞こえてるよ”と”集中して聞いてるよ”の違いや基準、感覚が他の人と違う)というのも可能性としてあるのかもと思いました。
ADHDをお待ちのお子さんは常に頭の中に色々な考えや衝動が渦巻いている状態で、本人にとっては「それが普通」の感覚なので、「そもそも集中して落ち着いて聞くという経験をあまり積んだ事がない」→「ちゃんと聞くってこういう事か〜!こういう感覚なのか〜!を実感した事がない」→「声かけをされたり”ちゃんと聞いてるの?”と言われたりする事も本人の中では日常普通のことなので”困ってる”という感覚がない(デイや学校の話を聞く限り実際は困っている)」になる感じです。
本人の感覚の話になってくるので、この辺りも含めて2ヶ月後の受診の際に医師の方に伝えてみても良いかもですね🙆♀️
「合う薬を飲むようになって初めて”集中する”って事の意味が分かった」なんてお話もよく聞きます。
「知識やスキルとして聞く態度を伝えていく」もとても良いと思います!✨
上記と並行になりそうですね🙆♀️
付け加えるなら、ご本人に困り感がないとの事なので、普段の会話の中で「お母さんは、その聞き方をされると”聞こえてないのかな?”と思って不安になるよ」「お母さんはその聞き方をされると悲しいよ」等、「聞き手の感情を率直に伝える」というのも入れていっても良いかもしれません。「自分は困ってないよ」と「相手が悲しい気持ち/不安な気持ちになるよ」は別の話になるので、スキル習得の際の後押しになるかなと思いました。
また「ちゃんと聞いてもらえると嬉しい」の感覚もしっかりあるお子さんなので(これ本当に強みです)、スキルの説明後にゲーム形式で
①お子さんが話す(1-3分)
②母があえて良くない聞く態度で聞く
③終わってから間違えポイントを指摘
④指摘されたポイントを修正して感想を交換
⑤役割を交代してたくさん指摘できた方が勝ち!
のスキル獲得遊びも効きそうだなと感じました!
私もよく使う手法です☺️
「自分の聞く態度の実演」と「相手の態度の観察」がどちらも必要になるので、スキル獲得→実践の橋渡しとしておすすめの方法です〜٩(◦`꒳´◦)۶✨
慣れてきたら、手は止まってるし何かしながらではないけど目が合ってない等少しずつ間違えを減らすことで難易度の調整もできますよ〜🙆♀️✨
ヒントとしてスキルを書いたカードを準備してそれを補助教材にするのも、いきなり言語化が難しい場合はおすすめです🙆♀️✨
是非是非学校やデイの先生にも共有して、周囲を巻き込みながら無理なく進めていってください☺️
楽しく実践して、お子さんの未来やご家族の生活がもっと笑顔に溢れた穏やかなものになることを心から願っています。
暑くなってくるので、お子さんもkoukunさんも無理なくご自愛ください。
ご質問ありがとうございました٩(◦`꒳´◦)۶✨
できた!をつくる公認心理師
古賀ちゃん❤️🩹