
子どもがかけ算九九を中々覚えられない…

九九を丸暗記しているだけでちゃんと理解していなさそう…
「九九を何度やっても覚えられない…」と自信をなくし、子どもが算数が嫌いになりかけている。また、そんなお子さんの姿を見て、どうしたらいいのかわからずに悩んでいる保護者の方は少なくありません。
しかし、かけ算九九はこの先の算数で登場する「わり算」「分数」「面積」など、すべての学習の土台となります。ここで「算数は面白くない」という気持ちが芽生えてしまうと、この先の長い学びの道のりで、算数の苦手意識はどんどん大きくなってしまいます。
そこで今回は、ご家庭で遊びながら『かけ算九九』の苦手意識を解消できる算数遊びを3つご紹介します。
子どもの「苦手」を見つけるヒント
そもそも、「かけ算九九はたくさん唱えて暗記するもの」と思っていませんか?
お子さんがかけ算でつまずいているとき、ただ「暗記が苦手」なように見えても、実はその前の段階で「苦手」が発生していて、その苦手さが原因になっていることも少なくありません。
ここでは、特につまずきやすい2つのポイントと、それを家庭で見つけるためのヒントをご紹介します。
繰り上がりのあるたし算・繰り下がりのあるひき算の理解が不十分
子どもが「かけ算が苦手」というとき、「暗記が足りないのかな」と考えがちですが実はその根本には
✅ 繰り上がりのあるたし算・繰り下がりのあるひき算が苦手
✅ 指を使って数えたり、答えを出したりするのに時間がかかる
という苦手さが隠れている子が非常に多いです。
① かけ算の答えが「ただの数字」になる
かけ算は、同じ数を何度も足し合わせることで答えが導き出されます。
例えば、「6 × 7」の答えは「6」を7回足した数です。そのため、「六七42」という音を暗記できていなくて答えを求めようとすると、繰り上がりのあるたし算や繰り下がりのあるひき算をして順番に求めていかなければなりません。

6×7はわからないけど6×5=30はわかるから…
30+6 で 六六36 でしょ…
36+6 で 六七だけど、これはえーっと…
繰り上がりの計算に慣れていないと、この足し算がスムーズにできず、6の段の答えが「6ずつ増える」という事を感覚的に理解しづらくなります。
結果として、九九が単なる数字の羅列に感じやすくなり、丸暗記に頼ることになることで挫折しやすくなってしまうのです。
② 計算ミスが増える
先述の通り、かけ算で答えを導く際には多くの場合で繰り上がりや繰り下がりが含まれています。
繰り上がり・繰り下がりになれていないと計算ミスをしやすくなるのは言うまでもありません。
さらに、かけ算の筆算を習うときも、繰り上がりの計算力が不可欠です。
- 例: 26 × 3 の筆算
- まず「6 × 3 = 18」を計算し、10の位に「1」を繰り上げます。
- 次に「2 × 3 = 6」を計算し、繰り上げた「1」を足して「7」とします。
この筆算では、九九の知識と足し算の繰り上がりの2つのスキルが必要です。どちらか一方でも苦手だと、計算ミスが頻発し、算数への苦手意識がさらに強くなってしまいます。
2とび・5とびの数え方を習得していない
かけ算は、ただの暗記ではありません。
同じ数を何度も足し合わせることで答えが導き出されます。
したがって、5とびや2とびの数え方はこの「まとまり」を直感的に理解する練習になります。
5とびの例
「5、10、15、20…」と数えることは、「5のまとまりが1つ、2つ、3つ、4つ…」と増えていく感覚を養います。これは、「5 × 1」「5 × 2」「5 × 3」「5 × 4」というかけ算の答えが、それぞれ5ずつ増えていることを感覚的に理解することにつながります。
2とびの例
「2、4、6、8…」と数えることは、「2 × 1」「2 × 2」「2 × 3」「2 × 4」の答えを導き出すプロセスと同じです。
このように、5とび・2とびの数え方は、九九の学習に入る前に、かけ算の答えがなぜその数になるのかという理由を体験的に学ぶための土台となります。
この「数のまとまり」の感覚が身につくと、九九の学習が単なる丸暗記ではなく、意味のある計算として捉えられるようになります。
このように、一見かけ算とは関係のない内容のように思えることでも、かけ算の苦手さの原因となり得るものは非常に多いのです。
これらに少しでも当てはまるお子さんは、ぜひこれから紹介する算数遊びに挑戦してみてください🎵
家庭でできる算数遊び3選
計算問題に取り組もうとしても、「宿題や学年相応のドリルでは子どもがやる気にならない…」という事はとても多いですよね。
やっぱり子どもの力を育てるには興味が持てる遊びの中で育てていくのが一番です!
③風船バレー

体を動かして楽しみながら、必要感をもって計算に取り組む遊びです✨
◆ 遊び方
① コートのラインを大まかに決めて風船バレーをします。
② 「子どもが得点したら7点」「大人が得点したら4点」というように、得点の入り方に工夫を加えて計算する必要性を出します。
③ 数シートなどを用いて得点計算をしていきます。色付きのクリアファイルを切って置いていくと見やすいです✨

風船を互いに打ち返しながら、「5」「10」「15」…というように5とびで数えていくルールにすると、5とびや2とびの数え方を自然と身につけていくことができます。
さらに、
✅ 時計がスラスラ読めない
✅ ものさしの目盛りを読むのが苦手
✅ お金の計算が苦手
というような困りごとの解消に繋がることも多いです。
どれも共通して、「5や10をひとまとまりとして捉える」という数学的な感覚が必要になります。
風船バレーで体を動かしながら、楽しくそれらの感覚を養っていくことができるのです。
② 九九めいろ

たし算をおさらいしながらかけ算の基礎を学べる遊びです✨
◆ 遊び方

③九九ビンゴ

かけ算に少し慣れてきたお子さんが、さらに楽しく遊びながらかけ算を学べる遊びです✨
◆ 遊び方
①ビンゴの枠を作る:5×5マスに区切ったようなシートです。
②九九の答えにあたる数字(積)をマス内に鉛筆で書き込む。
③市販のかけ算カードなどの「式カード」をまとめて山札にして伏せておく。
④式カードの山札を上から1枚ずつめくる(この時に盛り上げるとGOOD!)
⑤かけ算カードの表に書いてある九九の積が、②で書いた数字の中にあったらペンでチェック!
⑥これを繰り返してタテ・ヨコ・ナナメどこかそろったらビンゴ🎉✨
計算が苦手な子は九九表を手元に置いたり、ビンゴ表を「3×3マス」にして問題数を絞って取り組むのもオススメです✨
かけ算カードがあると、「九九ビンゴ」のほかにも「九九カルタ」など他にも様々な遊びができます。デキルバの限定教材「くくるん」を用いた遊びもたくさん紹介しているので、そちらも遊んでみてくださいね。お子さんのお気に入りの遊びが見つかるかもしれません✨
まとめ
デキルバの授業例
上記で紹介した他にも、デキルバでは様々な方法で読解力の育成をはかっています。
✅ 力ードゲームやカードゲームをしながら少しずつ計算力UPを目指す授業
✅ 好きなゲームや都市伝説のサイトに書かれた文章を読みながら読解力を育てる授業
✅ 映画やアニメになった小説の見比べをする授業
✅ 自分でオリジナルゲームを作りながら、遊ぶ人にルールが伝わる文章を考える授業
✅ デキルバのオリジナル教材を使った授業
「たし算ひき算」と聞くと「計算ドリルをさせたり、文章題のワークをやらせなきゃ」と焦ってしまうかもしれませんがこんなにたくさんの方法があるんです・:*+.\(( °ω° ))/.:+
焦りがなくなり親子関係が良くなった
今回ご紹介したような方法とお子さんの特性やご家庭の状況に合わせた取り入れ方を、同じような悩みを抱えた相談者さんにお伝えしたところ

どうすれば良いかわからなくてドン詰まりだったけど、これならできそうと思えるアイデアがいっぱいで希望が出てきました!
と喜んでくださいました✨
デキルバを利用してくださっている方の中には、こうした相談や個別サポートを通して「ギスギスしていた親子関係が改善してきた!」「子どもが家事や自分の身支度を自分からし始めた!」という
勉強とは違った思わぬ変化があったと報告してくださる方もおられます。
子どもの学習に対する不安が日常の様々な所に影響を与えているのだと改めて実感する現象ですよね。
子どもの読解力を育てる教材やアドバイス動画はたくさん世に出回るようになってきましたが、お子さんの特性とご家族のキャパに合わせたアイデアを提案してくれる所はまだまだ多くありません。
学習サポートコミュニティ-デキルバ-では、これからも凸凹で悩む子どもたちの学習に関する悩みやご家族の不安を楽しく解消できる方法をお伝えして参ります。
学習や子育ての事でお困りの事がありましたら、ぜひ下記をお役立てください▼
◆ デキルバブログ(無料)がオススメ
まずは自力で学習支援の情報収集をしたいという方にピッタリ。
家にある物で遊びながら学ぶアイデアの紹介や相談事例の紹介など、ご家庭でのサポートに役立つ情報が誰でも閲覧できるようになっています。
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「何から話せばいいかわからない」という方にもピッタリ。
学習支援の専門家が、質問をしながら一緒に状況整理をして、ご家庭にピッタリの支援方針を考えます。
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「市販の教材も色々試したけど全然ムリだった」という方にピッタリ。
教育現場で15年以上凸凹のある子の学習支援をしてきた知見を生かし、本当に子どもが夢中になる教材を制作しています。
教材の種類は、国語・算数・英語・ゲームに分かれています。
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オジャ|久我 樹
デキルバCPO。夢中力クリエイター
塾講師、小学校教員、児童指導員を経て現在に至る。著書『苦手さのある子も夢中になる国語遊び&教材アイデア』。

なかッち|中道 貴洋
デキルバ主宰。夢中力クリエイター
塾講師、小学校教員、児童指導員を経て現在に至る。著書『苦手さのある子も夢中になる算数遊び&教材アイデア』『苦手さのある子も夢中になる国語遊び&教材アイデア』、寄稿『授業力&学級経営力2024年3月号』『特別支援教育の実践情報2025年5月号』、他講演多数。


