小学1年生や未就学のお子さんと一緒に算数を勉強する際、意外と見落としがちな落とし穴が「数の読み方」です!!
まだ数の世界に触れ始めたばかりの子たちは、「2」を「に」と読むことや、「いち、しち、はち」のような似た音を数字と正しく対応させることを学び中の状態です。
そんな数字と音とのマッチングを、ポップでシンプルな見た目の数カードで学んでいきましょう!!
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算数が苦手なお子さんは一体何につまずいていているのか、不思議に思ったことはありませんか?
例えば「1」を「いち」と読んで、それは「おはじきが1個ある」とか「棒が1本ある」とか、そういう具体物と結びついているという事がわからない子がいます。
こうした子どもの背景について、筑波大学名誉教授の熊谷恵子先生は、算数障害に関するインタビュー記事の中でこのように解説しています。
算数障害とは、発達障害に分類される学習障害のひとつです。8タイプあり、大きく「計算する」「推論する」の2つに分けられます。主に「数処理」「数概念」「計算」「数的推論」の4つの基準をもとに判断します。
1つ目の「数処理」は、数詞、数字、具体物の対応関係を理解すること。例えば、数字「3」の読み方は「サン」で、数量が3の具体物を結びつけて考えられるという能力です。当たり前だと思われるかもしれませんが、この対応関係が6歳までに自然に身に付かない子どももいます。
学びの場.comより
実は、子どもが「学校に行きたくない」「勉強したくない」「算数なんか大嫌い」と子どもが感じる背景には、このような大人にとっては当たり前の感覚が身についていないために、授業などでとても大きな負担を感じていることがあるんです。
これは中道の経験則になるのですが、この「数処理」の段階でつまずいているお子さんは、学校や放デイでも滅多に出会うことはありません。
そうした教育現場で出会うことが多いのは、熊谷先生が上げてくださっている4つの基準の内、②以降でつまずいているお子さんたちです。
しかし、デキルバを設立してから皆さんから相談をお受けしている内に、そもそも「数処理」でつまずいている子たちは、勉強に対する拒否感が強すぎて学校や放デイなどの場所にも行けていないことが多いのではないかと感じるようになりました。
実際、デキルバの子たちに算数を教えていると中学生ぐらいの子であっても「5」を「に」と読んだり、問題文に書かれている「鉛筆が4本あります」という文を音読しているにも関わらず、図では鉛筆を7本描こうとしたりすることがあります。
しかし、それは本人たちにとって「恥ずかしいこと」という認識があることが多く、ほとんどの子は何でもなかったかのように誤魔化します。
※上記のような状況は、数処理の未熟さだけでなく、目で文字を捉える苦手さや耳で音韻を処理する苦手さが関係していることも多く、必ずしも数処理の未熟さが関係しているわけではありません。
そのような事実にデキルバを作ってから気付き、「ふりがな付きの数カード」を探してみたのですが、これが意外と見つからない!!!!!
たまーーーーにあっても、デザインがごちゃっとしていて子どもにとって見づらかったり、ルビの位置が数字の下にあって何だか読みづらかったりと中々ピッタリなものが見つかりません。
そこで、実際にデキルバにいる学習障害の診断が出ている方にも協力をしてもらいながら作ったのが本教材です。


デザインはできるだけシンプルに。だけど子どもが数字と読み方をマッチングさせつつ、それが一体どれぐらいの数量なのかもわかるように配慮して作りました。
数は1〜35まで収録しており、小1で習うたし算ひき算であれば十分に対応できるようになっています。追加の予備カードも収録していますので、必要なカードがあったり、紛失・破損があったときにも自由に作れるようにしています。
このカードを使った子どもの数処理や数感覚が育つ遊び方も本ページ後半にて紹介していますので、ぜひご活用ください!!!
\2と5の区別や、いち・しちの区別が難しい/
算数を学び始める子におすすめ
本教材は下記に一つでも当てはまるお子さんに特にオススメです▼
✅ 今から数字を覚えるところ
✅ 6と9、2と5、3と8のように似ている数字の区別が難しい
✅ 「1」を「しち」と読むなど数の読み方と数字が一致していない
✅ 可愛い見た目でシンプルな教材がいい
\ 数処理の力を育てよう!/
数と数字の感覚を育てる遊び方
まずはシンプルに数カードを0から順番に並べてみましょう!
2人以上で遊べるときは、7並べの要領で参加者に数カードを配った後、「5, 15, 25, 35」を場に出し、その前後に繋がる数カードを並べていく遊びをするのもありですね!
数カードを並べたあと、すごろくのようにサイコロを振って進んでいく遊びに発展させるのも楽しいですよ!
ルール遊びが楽しめるお子さんなら、数カードの裏面にすごろくのイベントを書いていくのも良い学習になります。
・ジャンプを5回する。
・変顔をする。
・早口言葉に挑戦して成功したら2マス進む。
など、色々なルールを考えながら遊んでみましょう!そこにお金を絡めて手持ちコインを増やしていくような遊びにできたらとても楽しいオリジナルゲームの完成です!
数カードを床にバラバラに設置したり、壁に貼り付けたりします。
スタートの合図と共に0から順番にタッチしていけばクリア!タイムを測って記録するとヤル気がUPしやすいです。
使用するカードは子どもの学習内容や体力に応じて「10〜20を使用する」というふうに調整します。
逆順でタッチしていくモードに挑戦したり、バラバラに言われた数字をタッチしていくのも良いでしょう。
部屋のあちこちに数カードを隠して宝探しをし、書かれた数だけポイントにすれば子どもが苦手意識を持ちがちな大きな数も「ラッキー!」と思えるようになっていきます。
2人〜5人で遊びます。数カードを裏向きにシャッフルしたあと、プレイヤーは山札の上からカードを1枚引きます。せーので表向きにし、数の大きい方が勝利です。
慣れてきたら山札から5枚を配って手札にしてから何を出すか考えるルールにしてもよいですし、負けたら10ダメージを受けるけどバトルに参加せず「防御」を選べばダメージが半分の5になるなんて遊びも楽しいです。
他には、手札を配ったあと山札の一番上を表にし、その数に最も近い数を出した人の勝利という遊びもありです。
これは上級ルールですが、2枚の手札を組み合わせ、足したり引いたりして近づけるというルールにすればたし算ひき算の学習にもなりますよ。
★上記以外にも、日常生活でちょっと数の読み方がわからない時に確かめてあげてください。
★イラスト付き数カード等との違いは、数字を色付きで大きくデザインし、数字とふりがな以外は何もないシンプルな状態にしている点です。数字と数唱(読み)により集中しつつ、色を手がかりに数字の順番を意識できるよう配慮しています。
\ 遊びながら数処理や数感覚を育てよう! /
ふりがな付き数カードをDL
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数量感覚を育てる遊び&教材
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◆ 計算やくり上がりのあるたし算が苦手な子にオススメ
◆ 十進数の位取りが定着していない子にオススメ

なかッち|中道 貴洋
デキルバ主宰。夢中力クリエイター
塾講師、小学校教員、児童指導員を経て現在に至る。著書『苦手さのある子も夢中になる算数遊び&教材アイデア』『苦手さのある子も夢中になる国語遊び&教材アイデア』、寄稿『授業力&学級経営力2024年3月号』『特別支援教育の実践情報2025年5月号』、他講演多数。





