我が子が不登校になったとき、または行き渋りが強くなってきたとき、親としてどんな関わり方をすれば良いのか、子どもに何と声をかければ良いのか本当に悩みますよね…。
今回は、私が実際に読んで参考になった不登校に関する本を紹介したいと思います。

デキルバメンバーのさつまいもです。長男と双子の息子三人とも不登校で毎日家で過ごしています。教科書を読み、問題を解くスタイルの「勉強」に取り組めない当時小二だった長男が、どうすれば少しでも学んで成長していけるか悩んでいる時にデキルバを知って入会しました。よろしくお願いします。
飾らない保護者の悩みに共感が止まらない一冊

小学1年生の息子さんが突然「学校に行かない」と言い出すところから始まるコミックエッセイです。
お母さんの混乱して思い悩む様子を、飾らず、ありのままに描かれています。
作中に、
「親身だけど、心配性で子どもの言いなりになってると思ってるかも…」
という言葉があり、この一文にとても共感しました。
不登校になり始めた頃、
「学校に来れば元気にやってますよ」(このフレーズも本にありました)
「お母さんが子どもの将来を奪うことになりませんか?」
と言われたことがあります。
先生が良かれと思って言っているのは分かります。
でも、子どものことをずっと考え、悩んだ末に出した答えだっただけに「子どもの将来を考えず言いなりになっている親」だと思われているのかもしれないと感じ、とてもショックを受けたのを思い出しました。
作者の今さんが、私と同じように何気ない言葉に傷ついたり、子どもの今までにない様子をみて心配したり、時には苛立ったりしながら、いろんなことを試してみて、その上で、「この子はこのままで大丈夫」という想いに至ったことには、とても説得力があると感じました。
保護者は強く共感できますし、支援者の方も、保護者がどんなことに悩んでいるのかがよくわかる一冊だと思います。
amazonレビュー ★4.7

ほとんど漫画で描かれているので、セリフを発している人物のニュアンスがわかりやすく、読みやすかったです。こういう内容の本は、読むことでかえって悩みが大きくなってしまう本もたまにありますが、こちらは読みおわると、ただただ気持ちが軽くなり、どんよりしていた視界も前より明るくなりました。真っ暗闇の中どうしたらいいかわからず立ち止まっていましたが、今は足元に光がさして少しずつ歩み出せる気がしています。

この本の「混乱期」「迷走期」は、不登校経験者や保護者が書かれた多くの体験談と似ています。漫画で書かれてあり、わかりやすいので、不登校を経験したご家庭の多くの方が共感したのではないかと思います。行きしぶりや不登校が始まったばかりで、どうすれば良いかわからない保護者の方には参考になると思います。「うちだけじゃない」と不安が薄らぎ、次のステップを考えられるようになると思います。
不登校初期の保護者の悩みに具体的に答えてくれる一冊

「どこに相談したらいい?」
「第3の居場所ってどこにある?」
「家庭で何を大事にすればいい?」
この本は、そんな具体的な悩みにひとつずつ答えてくれます。
相談先や支援の仕組みなど、丁寧に情報が整理されているので、今自分が何をすればいいか
とても参考になりました。
「学校に行きたくない」と言い出した子どもに向き合うだけでも精一杯なのに相談先を探すのは本当に大変です。
不登校に詳しい知り合いがいるわけでもなく、学校で紹介されたカウンセラーやソーシャルワーカー以外の相談先は自分で探して連絡するしかありませんでした。
あちこちに電話をかけていると、正直、毎回一から状況を説明するのはかなりしんどい作業でした。
長々と話したのに結局何の支援も受けられなかったこともあります。
だけど、それでも相談をしていくことで地域の状況などを聞くことができ、「悩んでいるのは自分だけじゃないんだ」と、とても安心したのを覚えています。
こうした本で最初からいろんな相談先があることをわかっていれば、とりあえず探す手間が省けますし合わない相談先があっても、「次行こ、次!」ともっと楽に気持ちを切り替えられたんじゃないかなと思います。
ちなみに、一度子どもの状況を簡単にまとめてから電話をすると電話の最中に考えることが減り、少し気持ちが楽になりますので、デキルバのZoom相談も活用しながら状況を整理しておくのがオススメです。
amazonレビュー ★4.2

自力で調べたりして、起こっている「不登校の長男」の対処に悩んでいました。現在は解決の方向にありますが、だいたいこの本の通りの流れでしたので、もっと早く読んでいればよかったと思っています。良い本です。「こと」の初期に読んだら効果的かと思います。

冷静に前向きに伴走してくれる本。必要な最新の情報が網羅されていて実用的ですし、何より不登校に対する親の捉え方をフラットにしてくれる全体のトーンに心救われました。混乱が落ち着き前向きになれます。不登校初期から回復期の親子まで、広く役立つ本だと思いました。私は最後「おわりに」の文章を読んで著者への信頼が深まりました。
発達特性から不登校になったのならぜひ読んでほしい一冊

発達特性のある子を育てている方には、ぜひ読んでほしい一冊です。
一般的な不登校では、きっかけとなった出来事や問題が解消されることで学校に通えるようになるケースもあります。
一方で、発達障害のある子の場合は本人の努力だけではどうにもならない環境の影響が大きいことが少なくありません。
本書では、不登校は「起きてから対応する」ものではなく、予防を目指すのが基本だとされています。
学校を強く拒否する前の行きしぶりの段階で、無理のないように環境を整えていくことが何より重要だと知り、「もっと早く読んでおきたかった」と感じました。
また、「学校に行かない」という選択は、どもにとって“学校に行く自分”を手放した最終段階であり、まずは学校へ戻そうとする気持ちをいったん横に置き、十分な休養をとり、相談しやすい環境を整え、親子関係を良好に保つことが大切だと書かれています。
本田先生は、「学校では元気にやっていますよ」と言われたときに、「帰りしぶりはありますか?」と聞くようにしているそうです。
本当に学校が楽しいのであれば、「まだ帰りたくない」としぶることもあるからです。
この話を知り、帰りしぶりが一切なかったわが子の様子を思い返して、「やっぱり学校がつらかったんだよね…」と、腑に落ちた気がしました。
またこの本は、「どうして学校に行かないのか」「困った子たちだ」と言っていた祖母にも読んでもらいましたが、それがとてもよかったと感じています。
著名な先生の本ということもあり、「なぜ不登校になるのか」が丁寧に説明されていて、「学校に行かせようとするのは、必ずしも良いことではないんだね」と理解が進みました。
amazonレビュー ★4.5

私にとっての最適解な本でした。学校に配慮を申し入れても出来ない事は沢山あり、親が疲れ切っていました。先生はそのような場合は不登校でいい、と書いていてくれてます。発達障害があると不登校の率が高いなど、医師であるのでデータも信頼性が高いです。今まで子どもへの対応を間違っていました。今後は再登校ではなく、家族に色々話せる関係性を目指します。この本だけでも学校の先生方に読んで欲しいです。特性を理解していない教師ばかりでは親も子供も辛いです。

不登校のお子さんが増えているのを感じてるところ、また、正しい対応ってどういう対応なんだろうとずっと気になっていたところ、この本を読みました。とてもわかりやすく書いてあり、あっという間に読んでしまいました。休ませるのがいいのか、励まして行かせるのがいいのか、休んでいる間に何をすればいいのか、学ぶことができました。保護者はもちろんのこと、支援者として知っておいて良かったと思える内容でした。
まとめ
不登校と向き合っていると、何度も迷ったり、不安になったり、気持ちがぐらつく瞬間がたくさんあります。
そんなときにこうした本を読み返すと、「ああ、そうだった」と原点に帰ることができます。
自分に合う本をお守りがわりにそばに置いておくのも、心が楽になるのではないかと思います。
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なかッち|中道 貴洋
デキルバ主宰。夢中力クリエイター
塾講師、小学校教員、児童指導員を経て現在に至る。著書『苦手さのある子も夢中になる算数遊び&教材アイデア』『苦手さのある子も夢中になる国語遊び&教材アイデア』、寄稿『授業力&学級経営力2024年3月号』『特別支援教育の実践情報2025年5月号』、他講演多数。




