日々たくさんのメンバーさんから子どもの相談を受けているのですが、中には周りの人達が見落としている些細な落とし穴に、ZOOM相談をきっかけに気付ける事もあります。
今日の内容を読んでもらったら、「もしかしてウチの子も?」と当てはまる方いるかもしれません。
些細な落とし穴が解決したおかげで、いろーーーーんな困り事がどんどん解決していったTさんの事例です!
小1になるのに文字が読めない…
5月の頭、こんな相談メールが届きました。
4月から小学1年生になりました。しかしまだ文字を一字一字読んでいます。ひたすら練習するしかないでしょうか?
集中力が続かない子なので、つい私の口調もキツくなってしまいます。このままでは、自宅学習が嫌になってしまいそうで心配です…。
早速zoomを繋ぎ、普段の様子などをできるだけ細かく質問しながらお話を聞いていきました。
はじめ、お母さんが気になっていたのは以下の様子でした。
・何に関しても集中力が続かない。
・日常生活の中でも気づけばボーッとしている。
・「ありがとう」ぐらいなら自力で書けるがそれ以上は難しい。
・字が大きくてはみ出す。
・言葉が少し同年代に比べて遅れていて語彙も少ない。
これまでの療育などの話を聞くと
・幼稚園のときは言語療法に行っていた。
・療育の先生にも練習するしかないと言われて困っている。
との事でした。
会話から見えた「ある原因」
続けて勉強面以外の様子を聞いていきました。
家ではどんな遊びをしてますか?
ごっこ遊びをしてます。ウルトラマンとか、好きなキャラになって自分でストーリーを作って話しながら遊んでます。
なるほどぉ…。お手紙は書きますか?
お手紙ですか?全く書かないです
間違い探しや迷路はした事ありますか?
ありますが得意ではないですね。迷路は線がはみ出ちゃいます
絵本はどうですか?
絵本は好きで寝る前に読み聞かせをねだってきます。ただ文字は読んでなくて、音を覚えて暗唱しているような様子です。
こうした会話を通して、中道はこれまで見落としている「落とし穴」の可能性に気づきました。
それが何かと言うと……
ありがとうございます!恐らくですがお子さんは…
目の見え方に問題があるかもしれません
え?目ですか!?
これまでの会話から、僕はこのお子さんが
・目で見て線の形を捉える事が難しそう。
・中心視野と周辺視野のコントロールが難しく、対象物にピントを瞬時に合わせる事が難しそう。
・聴覚性ワーキングメモリが高く、耳で目の不足を補っていそう。
という推測を立てました。
詳細は眼科などで検査を受けてみないとわからない事を伝え、この場では自宅でもできる目のエクササイズにぴったりのデキルバ教材をお伝えしました。
相談から半年。まさかの展開が!
その後、Tさんからは連絡がなかったのですが、相談から半年が経った12月末に再びご連絡をいただきました。
髪型や表情の雰囲気が大きく変わり、とてもにこやかなTさん。
前回の相談からどうだったかを聞いてみて驚きました!
半年ぶりの相談になります。前回は教科書の逐次読みの相談をしました。
目のご指摘を受け、眼科を受診した所、極度の近眼と左弱視もわかりました。眼鏡をかけて魔法の杖などに取り組んでいたら、文字の逐次読み等も改善してきて、音読も苦痛でなくなったようです。
ありがとうございます。
なんと、前回のZOOM相談をきっかけに色々な事が解決していたんです!
どうして半年も空いていたのかを聞くとTさんは笑いながらこう教えてくれました。
相談しようと思ってたんですが、オススメの教材をやっている内に色々解決しちゃって。メガネと魔法の杖をきっかけに一気に困り感がなくなってきたので、アッという間に半年過ぎちゃってました!
お子さんの成長ぶりに夢中になっちゃってたそうです!笑
半年ぶりの相談は、算数に関するものでしたが、そちらも自宅で簡単にできるオススメの方法をお伝えしました!
こんな風に、たった一回のzoom相談をきっかけに、お子さんの人生が変わるほどの変化が起きる事もあります。
他の方でも、相談をきっかけに「聞き取り困難症(LiD)」が判明したケースや、「軽度知的障害」が判明したケースもあります。
「まずは様子を見ましょう」
「他の子も同じようなものですよ」
「気にしすぎじゃないですか」
こうした言葉に流されず、「自分の心配しすぎならそれはそれで良いか!」と気軽にご相談してくださると嬉しいです。
デキルバのメンバーさんはこちらからご相談ください🔻
まだデキルバに参加していない方は、まずはどんなサポートが受けられるのかをチェックしてみてください🔻
それでは!ここまで読んでくれてありがとうごいました!
もし、お知り合いで子育てに困っている方がいらっしゃったら、ぜひこの記事をシェアしてあげてくださいね🌟
※デキルバでは診断は行なっていません。会話を基に、中道の感じた違和感をお伝えする事しかできません。正確な特性理解のためには、かかりつけの医師などに相談して適切に検査を受診してください。
コメント